大雪時、車を運転するときには一酸化炭素中毒に注意してください。
先日、福井県では記録的な雪が降りあちこちで車か渋滞していました。
ゆっくりでも動いていればよかったのですが
まったく動かない状態で立ち往生だったのですね。
一日近く車に缶詰めの方もいらしたそうです。
そこで起こったのが「一酸化炭素中毒」だったのですね。
寒いからと言って車が雪に埋もれだ状態でエンジンをかけていると、排気ガスの逃げ場がなくなり車の空調の吹き出し口や車内の隙間から排気ガスが入ってくるのです。
都市ガスなどは、ガス漏れの際人間が気づくように「臭いにおい」をつけてあります。
しかし、排気ガス(一酸化炭素)は無色無臭なので気が付きにくいのです。
気が付いた頃には、めまいや頭痛、吐き気など危ない状態になっているのです。
数時間で死に至る危険性もあります。
もしエンジンをかける場合は、常にマフラー周辺の雪はどかしておくこと。
これは鉄則です。
今回の大雪でも数名の方が一酸化炭素中毒で犠牲になられました。
十分に注意していただきたいですね。
一酸化炭素を計測するには「一酸化炭素計」があります。
一酸化炭素計は酸素が不足した状態で燃料等が燃焼し発生する一酸化炭素濃度を測る測定器です。
警報を発し一酸化炭素中毒から作業者を守ります。
製鉄所、マンホール作業、タンク作業、土木作業現場、トンネル工事現場、塗装作業現場、地下工事等で利用されています。